主催 二人展 宮下夏子×高田マル「絵画検討会2018 植物園の描き方」
会期:2018/10/11 – 2018/10/21
会場:文花植物園(あをば荘内)、東京
対象のなにを描くのか
絵画検討会2018では、二人展や三人展を全参加者と高田マルの組み合わせで5つ行った。本展はそのうちのひとつで、私たちは絵を描くときに「対象のなにを描こうとしているのか」を自分たちの作品でもって検討するべく、画家の宮下夏子さんをお誘いし開催した二人展だ。
なにかを比較をしたいときには、比較したいこと以外の環境をそろえる必要がある。同じ期間に、同じ場所で、同じ植物を描く。そのために、まず植物を集め、ギャラリーに土を持ち込んで造園し、植物園を作った。簡易的な世界としての、箱庭の自作だ。そうして作り上げた植物園に滞在し絵を描き進めるのと同時に開場。会期最終日に植物をすべて外に出し、描き上げた絵画を1日間のみ展示した。
準備中、制作中、会期中に擦りだされた言葉は、書籍編である『21世紀の画家、遺言の初期衝動 絵画検討会2018』にまとめた。
高田マル編著『21世紀の画家、遺言の初期衝動 絵画検討会2018』絵画検討社、2020年より抜粋
撮影:高田マル
宮下夏子の作品
高田マル《無題》木材、紙(赤)、アクリル絵具 約780×1090mm 2018  ※描くときに紙の下敷きに使っていた板を裏返して額に仕立てた。
高田マル《無題》木材、紙(赤)、アクリル絵具 約780×1090mm 2018  ※描くときに紙の下敷きに使っていた板を裏返して額に仕立てた。
高田マル《無題》木材、紙(赤)、アクリル絵具 約780×1090mm 2018  ※描くときに紙の下敷きに使っていた板を裏返して額に仕立てた。
《無題》木材、紙(赤)、アクリル絵具 約65×65mm 2018 展示:2018年「絵画検討会2018 植物園の描き方」あをば荘(東京) 撮影:飯山征明
《花を描く人》文字、ノート 2018
高田マル《無題》アクリル板、アクリル絵具 約65×40mm 2018
撮影:飯山征明
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